原作を読んだ方にもおすすめ!映画『スマホを落としただけなのに』感想(ネタバレなし)
にのみやです。
公開から3週間遅れで『スマホを落としただけなのに』を見てきました。
映画も終了間近な気もしますが、もしまだ見たいけど見てない方や数カ月後のBlu-ray・DVD購入を検討されてる方のために書いてみます。
表題にもありますが、一応僕も原作を読んでるので結末も犯人を知っている前提で観劇してきました。(あんまり詳細な内容は覚えてなかったんですが)
キャストも合ってたし、概ね原作に沿って作られていたので、「原作大好き」な方でも楽しめるんじゃないかなと思います。(細かいところで変わってる?ようなところもあったと思います。僕が忘れてるだけかも...)
個人的な見解で、感想を書いていきたいと思います。
その前ざっくりあらすじを説明すると、
主役・稲葉麻美の恋人、富田誠は仕事の打ち合わせに向かう途中、タクシーにスマホを忘れてしまいます。途中までデートの約束をチャットでやり取りしていた麻美はメッセージが既読にもならないことを不思議に思っていた矢先、富田から電話が。
出てみると、タクシーで富田の携帯を拾ったという男からの電話。麻美は今から取りに行きますと告げたところ、カフェにいるので店員に預けますというので、その旨を了承し、数時間後に無事にカフェの店員から富田のスマホを受け取った。
しかし、無事に手元にスマホが戻ってきたあと、麻美と富田の周りで不思議なことが起こり始める。
一方である郊外の山奥で黒い長髪の女性の遺体が次々に発見された。遺体に共通した特徴は「黒い長髪」。どの遺体も腹部をめった刺しにされ、髪の毛の一部をバリカンで刈り取られていた。刑事の毒島と新米刑事の加賀は事件の謎に迫る。
という感じですね。
原作では、主に3人(3組?)の視点から話が進んでいきます。
・刑事の毒島と加賀
・犯人
そして映画では主に2組の視点が中心になっているように思います。
・刑事の毒島と加賀
原作では若干ですが、刑事視点が少し少なめですな印象です。
逆に映画では犯人の視点が少なめです。
そして容疑者候補が原作より多いです。
刑事側の視点で物語が語られていくとき、犯人の特徴や犯行動機が少しずつ明らかになっていきます。
その過程で明かされていく犯人の性癖が、出演する男性キャストたちのセリフや演技にマッチしているんですね。
うっかり、「あれ犯人この人だっけ?」と勘違いしてしまうほどに巧みに演出が加えられています。
あとはキャストが美男美女が多いことでしょうか。多少グロテスクなシーンも一部ありますが、そこまで不快になるほどのものではないので、安心してみることができます。
僕自身、邦画の役って妙に嘘くさいのが目に着くんですが、北川景子さんの泣きと驚きの演技は妙にリアリティがあってよかったかなと思います。
続シリーズが出ているようなので、今読んでいる本が終わったらこちらも読んでみたいと思います。
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